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そのサイン、目の病気かも!?

犬や猫にも白内障や緑内障、ドライアイや角膜潰瘍などたくさんの目の病気があります。また、体の病気から目に症状が現れることもあります。例えば目が赤い、という症状にも様々な病気が隠れている可能性があるのです。

目ヤニが多い
健常な時も目ヤニはありますが、量が増えたり、まぶたが開けられないほどの目ヤニ、膿のような黄色っぽい目ヤニの場合、注意が必要です。
目の細菌感染や、角膜潰瘍、涙の分泌不足が考えられます。

 

 

涙が多い
目に傷がある時など、目が痛いときは涙が増え、普段より涙目になっている事や目の周りが濡れていることがあります。
一度に大量の涙が出た場合には、目の表面に穴が開いてしまう角膜穿孔も考えられます。

 

 

目をつぶる、瞬きが多い、目をこする
目が痛いときにみられます。
目の傷や炎症、緑内障などが考えられます。

 

 

物にぶつかる、おもちゃやおやつを見失う
目が見えない場合にこのような症状がみられます。
白内障、緑内障や網膜の病気、あるいは脳神経の病気の可能性もあります。

 

 

白目が赤い
様々な病気の時に見られるサインです。
目の細菌感染や結膜炎などの炎症、出血、白内障、緑内障など多くの病気が考えられます。
興奮したり、目にゴミが入るなどの刺激により、一時的に赤くなることもありますが、繰り返し赤くなったり、常に赤い場合は受診することをお勧めします。

 

 

黒目が白い
目の表面が白くなる場合と、目の中が白くなる場合があります。
目の表面が白くなる場合は、角膜潰瘍や緑内障、角膜ジストロフィーなどの病気が考えられます。目の表面が白くなる場合は白内障や核硬化症などが考えられます。

 

 

常に黒目が大きい
瞳孔萎縮や網膜の病気などが考えられます。

 

 

目の大きさが変わってきた
緑内障や腫瘍などが考えられます。

 

 

目の病気に限った事ではありませんが、動物たちは言葉で表すことが出来ません。これらのサインが見られた時には、目の病気の可能性を疑って、一度受診することをお勧めします。
また、症状が重なって見られる場合には、緊急の場合もあります。少しでも違和感を感じたら、当院へご相談ください。